木育カフェ(2011秋)
復元させた「弥生時代の琴」の音色を聴く会
人は古代から、いろいろな木の道具を使ってきました。弥生時代の遺跡からは、木製の農機具や腰掛けなどのほかに、琴などの木製楽器が出土されています。
今回の木育カフェは、古代の木琴(木製の琴。打楽器の「もっきん」ではない)を研究されている荒山千恵さん(北海道大学大学院文学研究科・専門研究員)のお話と、出土品を復元させた木琴の音色を聴く会です。
古代人がどのように木を加工して楽器に仕上げたのか、古代の人たちにとって木製楽器はどのような意味を持っていたのか、琴の復元に際してのエピソード等々をお話していただきます。そして、古代の琴の音色を聴いてみましょう。この復元木琴の音が一般公開されるのは初めてです。
■日時 2011年10月29日(土) 14:00〜15:30
■場所 北海道大学・学術交流会館 第3会議室
札幌市北区北8条西5丁目 (北大正門入ってすぐ左)
* 札幌駅北口から徒歩約7分、地下鉄南北線・北12条駅から徒歩約8分
■内容
荒山千恵研究員のお話と木琴の音色の聴き比べ
・現在までに約100個の木琴が全国各地の遺跡から出土
・古代人は琴を何のために作ったのか。神事に使用?
・どのようにして木琴を作ったのか。絃の素材は?
・弥生時代に音階はあったのか
・2種類の琴の音の聴き比べ
〔復元させた木琴〕
1タイプ:登呂遺跡(静岡市)出土の「槽作りの琴」
2タイプ:小黒遺跡(静岡市)出土の「板作りの琴」
出土品を基にして、2010年に木工作家の片岡祥光さん(置戸町在住)が樹齢数百年の静岡県産スギ材で製作。監修は荒山さん。
(注)一般的な琴、胴の長い13絃の筝(そう)のタイプではありません。
■定員 40名(事前に参加申込をお願いします)
下記のメールアドレスまたはFAXで、 「10月29日参加希望+氏名(所属)」をご記入の上、お申込ください。
定員になり次第、募集を締め切ります。
mokuiku7@gmail.com(西川)
FAX 011−855−5510(木育ファミリー事務局)
■参加料(茶菓代) 300円(木育ファミリー会員は無料)
■主催 木育ファミリー、北大低温研(生活環境部門)原研究室
担当は、煙山、西川(お問い合わせは、メールで西川まで)
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